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今年で引退をする4年生の「秋シーズンに懸ける想い」をご紹介致します。
「Getting better or worse 」
つい最近、松岡さんがハドルで仰っていたこの言葉がその時の自分にすごく突き刺さった。
プレーオフの自力進出がかかった東大戦。結果として、チームは延長線の末負けた。個人としても、今シーズン初めてスタメンを外れ、特に何もできずに終わった。
なんでこのタイミングでこの負け方、こんな思いをしないといけないんだ。
今シーズンは、早稲田・法政には負けたが、久しく勝っていなかった立教、明治に勝つことができ、自分がユニコーンズに入って初めて上位争いをできたシーズンだった。
個人としても、1年からメインとして務めてきたキッカーを辞め、CBとして専念し活躍することを決意したシーズン。春で多くの経験を積み、秋の立教戦では初めてディフェンスMVPを取ることができ、着実に成長を感じていた。
このまま、綺麗にシーズンを終えれたらいいな。後悔残らないようにしたいな。
東大戦の前の自分は、心のどこかでそう思っていた。
そう思っていた矢先の敗戦。
今まで積み上げてきたものが一瞬で無くなってしまったように感じた。
自分に対して、いい選手になれる、リーグを代表する選手になれると期待してたし、そう信じていた。
しかしながら、ゴリゴリのランをひたすら続けてくる東大のオフェンスに対して、何もできなかった自分。
本来、チームを引っ張っていかなきゃいけない立場で、最後のオーバータイムをサイドラインから見ることしかできなかった自分。
その上、チームの敗戦を受けて、急に閉ざされそうなユニコーンズでのアメフト人生に、無性に悔しく、悲しく、落胆した。
東大戦後に抱いたそんな自分に対する失望は、すぐにはうまく整理できなかった。
そんな中、ある日の練習で松岡さんが全体に向けてある言葉を紹介してくれた。
それが文頭で述べた「Getting better or worse 」である。
この言葉は、物事に現状維持というものはなく、常によくなるか、悪くなるかの二択であるという意味らしい。
最近の自分の練習での姿勢。どうだっただろう。確かに、一生懸命やっていた。やることはやっていた。
けど、いつ頃からか、ミスすることを恐れ、攻めることをやめ、さらなる高みを目指すことをやめていた。
その時点で、選手としての成長が止まっていたんだとこの言葉を聞いた時にふと感じた。
これは、このチームに対しても同じことを感じた。
今年は、「関西に勝てるチーム」をテーマに取り組んでいた。しかし、シーズンが進み、ポストシーズンが見え始めた段階で、どこかその状況に満足し、成長を止めていたように思う。
もう一つ上、二つ上のステップへ。俺たちが、「日本一」を達成するためには、各個人が、チームが、さらなる成長をしないといけない。
そのために、普段の練習からもっとこうしようとか、こうした方がいいとかもっと指摘をし合い、きつい時・辛い時にはやろうぜって言い合えるような集団に俺はなりたい。
まだこのチームは終わりじゃない。
今週末にリーグ最終節を迎える今、俺はそう思う。
まだこのチームは東大戦の負けを経てさらに成長しようとしてる。まだ上がり続けられる。
そして、いずれシーズンが終わったとしても、まだこの部に残る三年生、二年生、一年生が、今年の取り組みから得た経験や学びを来シーズンに引き継ぎ、さらなる強いユニコーンズに来年見れることを夢見ている。
ここからは4年間の感謝を述べたいと思います。
都立駒場高校ってユニコーンズの人達には馴染みのない高校出身。同期の黒澤君が高校の後輩と友達だったことから、「玉川は高校時代、バットを持って暴れてたらしい」と一年の時に言いふらしたのが原因で、ヤンキーだと思われてユニコーンズ生活がスタートしました。
そんなユニコーンズでの毎日は、めちゃくちゃ楽しくたくさんの思い出を作ることができました。その中でも印象的のなのが、
・日大戦で逆転FGを決めたこと
・中央戦でオンサイドミスってTDされかけたこと
・同期WR達とアフターで毎日マンツーマンしまくったこと
・3年の春シーズン、除脂肪体重プラス7キロってあり得ない数字が出たこと
・代理でディフェンスリーダーを任せてもらえたこと
などなど、いろんな経験をさせてもらいました。
このような経験ができたのも、本当に毎日支えてくれた母さん、見守ってくれてる父さん、常に切磋琢磨しあってきた同期、ついてきてくれた後輩達、目指すべき姿を見せてくれた上級生、常に熱を持って指導してくれたジョルさん、話しかけやすいオーラで見守ってくれた前さん、本当にこの人たちのおかげです。
みんなありがとう。
これからは今まで与えてもらったたくさんのありがとうを、逆にみんなに返していきたいと思います。
ユニコーンズでの4年間は、自分の人生の一生の誇りです。
4年間、ありがとうございました!
個人的に深くお世話になったメンバーへのメッセージ
・一緒に帰ってたメンバーへ
ラフィ
DBリーダーお疲れ様。チームの雰囲気面のMVPな気がする。
山田
Mr.頑固。試合直前復帰が日課なのは直そう。
石塚
主将お疲れ様。よく話のネタにさせてもらってます。
谷口
SFC初日、ユニコーンズに誘ってくれてありがとう。実はめちゃくちゃメンタル弱いところが好き。
沼田
ユニコーンズの中でも圧倒的に社不No.1だと思う。アメフト色々教えてくれてありがとう。
大成
キックリーダーお疲れ様。サイドラインで赤コーン蹴っ飛ばしてるのを今でも思い出す笑
・DBメンバーへ
和田
主務お疲れ様。主務立候補した時、「4年は、自分よりもチームのために動くべき」っていう言葉に自分自身すごくハッとさせられたのを覚えてる。それはそうと、アメフトで重要なのは単語じゃなくて概念ってことを伝えたい。
丹羽
1年の時から1番すげえって思ってたからこそ、トイ面の時はどうにかして勝とうと思ってた。丹羽の車で爆速でSFCに行ってたのはいい思い出。
・DBの後輩たちへ
千葉 最高の動画をありがとう。入部当初は可愛くない後輩だったけど、俺が丸くなったのか、千葉がサークル感薄くなったからかわからんけど大分可愛くなったな。来年こそ、試合でクレイジーな部分みたい。
北田 身体能力エグくて下級生からバンバン活躍してたからほんまにただのスカしたうまい奴だと思ってたけど、実際は謙虚すぎる真面目な奴だった。本当にそういう奴は稀だからこそ、真の見本になれる人間だと思ってる。来年は、ラフィポジション頑張れ笑
あきお あきおは可愛い後輩ではなかったな笑。どっちかというとライバル意識の方が強かった気がする。俺とは違って3年の間に試合経験もチームを引っ張る経験もできてるのはすごく羨ましいな。来年は、チームもリーグも代表する選手になってくれ。
横手 どうやっていじってやろっかみたいな顔で毎回ニヤけてくるのほんまにやめろ笑。今年のチームにおいて、デフェンスだけでなく横手の存在は相当デカかったと思う、ありがとう。来年は、もっとまん丸になってることを期待しとく。
泉、津久井、保科
泉はほぼどっか行ってるし、津久井も安定的にいないし、保科はいて欲しい時いないし。今年は大分自由にやってたな。でも、来年からは、立場が変わる。この前泉が全体の前で発言してるのを見て、ちょっと感動した。そういう姿勢をどんどん見せていこう。それが、同期への刺激にもなるし、後輩達の見本にもなる。来年はDBの4年が少ない分、助けてあげてほしい。
1年生達
この代は、ポテンシャルあるやつばっかだと思う。みんなは、とにかく来年の春で試合経験を積めるかどうか。そこで差がつく。4月までは暇だと思うし、体作りで聞きたいことあったらなんでも聞いてね。絶対手助けする。
・ディフェンスの三年生達へ
作田、りゅうじろう、倉直
春は絶対プレーしない作田、ボケのセンスないりゅうじろう、アホみたいに声でかい倉直。それぞれのリーダーシップで、来年こそディフェンスでチームを勝たせてほしい。頑張れ。
ハル
お前がいじり倒してくれたおかげで大分他の後輩達との距離が縮まったと思う。ありがとう笑
来年、選手としても部員としても1番のキーマンだと思ってる。めっちゃ応援してる。
・WRたちへ
ほんまに俺とラフィに通算100回くらいイエロー出したんちゃう。特に、藤崎、りき、なるかわ、若月、田村に関しては、サイドラインから身を乗り出して全員であっぱれくらいイエロー出してきたな。でも、マンツーマンの時間が1番楽しかったから、許す。
せいご
1番刺激になってた存在。お前が追い込んでたから俺も追い込めた時がたくさんあった。ありがとう。
りき
1番素直に褒めてくれる。シェッドで埋めすぎたのはごめん。
がくた
沖縄旅行に行った時、米軍に話しかけられて、yeaしか言えてなかったのはいい思い出。
田村
埋められた瞬間、デコイって言ってくるのは流石にあっぱれ。
藤崎
俺とマンツーやるの逃げ続けて引退するんか。まあそういうとこが藤崎らしい。
永野
キャラが変わりすぎててもはや怖い。
桑野
一緒にバイト頑張ろう。
和樹
アーリーアウト、俺の時だけめちゃ投げ込んでくるのほんまにやめてほしい。
カンタとか、なんで俺のこと書かなかったんだって言ってくる人いそうだけど、時間の締め切りきたので諦めます笑
中央戦絶対に勝って、試合後みんなで笑顔で、最高の1日にしよう!