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2025.01.27
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【4年生 秋シーズンに懸ける想いvol.31】4年HC 北野麟太郎

今年で引退をした4年生の「秋シーズンに懸ける想い」をご紹介いたします。

慶應義塾高校コーチの北野麟太郎です。

 

高校コーチはこういうの参加してこなかった慣習があるので、一緒に参加できて嬉しいです。橋谷ありがとう。


少し自分語りをすると、僕が入部したのは舟田と上谷の誘いがあったからです。留学を考え、時間を取られすぎる選手はないなと思い、何にも属さず1年前期を終えたあたりで誘われました。英次郎さんの「高校コーチは時間いっぱいある」とかいう完全な嘘に騙されましたが、今となっては騙されてよかったのかもしれないです。

 

4年間ほんとに色んなことがあって、結局今思うのは日本1になれなかったなってことです。前どっかの動画で、負けたチームのヘッドが「間違ってはなかったと思ってる。ただ足りてなかった。何が足りてなかったのかはわからんけど、俺らは来年に向けてまたやり直すしかない。」って言っていたのを見ました。

僕はきっと自分の活動は、間違ってたし足りてなかったと思います。7年かけて日本1を目指して、夢が叶わず引退するのに自分がまだ死んでないのが不思議です。死ぬ気でやってたはずなのに。出来てなかったんですかね。

 

ただ高校コーチを終えてもうひとつ素直に思うのは、みんなの育成に関われてよかったなってことです。みんなが活躍してる一助になれてるかなと思うと本当に嬉しいです。

 

高校納会では「質×量」の話をしました。ずっとグラウンドにいて、自分に何が足りないかを考えながらアメフトしてる人で試合に出れてない人を見たことがないって話です。多分アメフトだけじゃないんだろうなって思います。

 

それとは別で、「しつこさ」も自分が学んだ大きなことだと思います。

 

きっかけは僕が春負けるまで、「タックルと集まり」について選手に厳しく言えてなかったことからです。「タックルと集まり」は高校ディフェンスが長らく一番大事にしてきていることです。選手時代は(なんだそれ、もっと大事なことあるだろ)と思っていましたが、今となっては本当に大事だと思っています。ただ、それを50人以上の選手全員に毎日厳しく言い続ける根性がなく、どっかで諦めて、誰かが出来てない場面を見かけてもコーチングし切れない瞬間が間々ありました。

ある日、ふらっと練習を見にきてくれた吉規元ヘッドコーチに「あれは言わなきゃダメでしょ。それが仕事でしょ。」とストレートに言われました。「コーチングはしつこさだよ」とも仰ってくれました。

春負けて、みんなで覚悟決めてやろうってなってからは厳しく言えるようになったと思います。かなりしつこかったと思います。秋は負けたけど、結構体現できてました。いいタックル、いい集まりでした。大学でもやってねみんな。

 

そしてこれもきっとアメフトだけじゃなくて、将来自分の信念を貫けるのはきっとしつこいやつなんだと思います。僕ももっとしつこくなります。

 

改めてですが、秋シーズン、高校の歴史に泥を塗るような敗退をしてしまって、OB・OGの方は怒り心頭、呆れてるだろうと思います。申し訳ないです。僕も来年からOBの仲間入りなので、一緒に高校を応援させてください。後輩たちも、いつでも呼んでくれたら行きます。一緒に考えられることがあったらいっぱい考えましょう。

 

顧問の先生方、社会人スタッフの皆様方には感謝し切れないほどのご助力をいただきました。ご迷惑おかけすることも多々あったかと思いますが、誠にありがとうございました。いっぱいご飯連れてってください。

 

同期のみんな。あんま話したことない人もいるしみんなが俺のことチームメイトだと思ってるのかも怪しいけど、結構楽しかったです。ちょっと早めにグラウンドに上がったり、みんなと顔合わせる度に温かく接してくれてありがたかったです。飯でも飲みでも行きましょう。個人的にメッセージ欲しい人はDMください。10スクロールくらいしないと読み切れないやつ送ります。塾ユニ同期もね。

 

お父さんお母さんもありがとう。僕はまだSR冊子もらってないんですけど、1人暮らしさせてくれたところから、何やってるかよくわかんない僕をサポートしてくれてありがたかったです。そろそろ帰るのでまたゆっくり話させてください。

 

学生コーチのみんなもありがとう。文章で言うより直接の方が愛を伝えられるので飯誘ってください。Defense飯まだ?

 

なんか長々と、和樹の1/10くらい書いちゃったけど、つらつら書いてもしょうがないのでこの辺で終わりにします。

拙い文章で申し訳なかったです。読んでくれてありがとうございました。

 

高校、大学が日本一になるまでみんなで応援し続けましょう。