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今年で引退をする4年生の、「秋シーズンに懸ける想い」をご紹介いたします。
こんにちは。
4年OLの二宮秀太です。
「引退が日に日に近づいており、長かったようで短かったユニコーンズ人生があと少しで終わろうとしています」という出だしからこのブログを始める予定でしたが、シーズンが終わってしまい諸々書き直しの指示が出てしまいました。直したつもりですが、もしまだシーズン中であるかのように書いてある部分があってもスルーしてください。
それはさておき、この機会に4年間のユニコーンズ生活を振り返るつもりでしたが、1〜3年生の間に2度にわたる自粛、亜脱臼や外側靭帯損傷、5men sledに轢かれる等の数えきれないほどの怪我、LBからOLへのコンバートなどを経験し書くことが多すぎてあまりにも長くなりそうなので、今年だけを振り返ろうと思います。
拙い文章ですが、最後まで読んでいただけると幸いです。
一昨年、昨年に不祥事により2年連続で活動自粛をし、もう自らの手でチャンスを潰せないと考えながら迎えた4年のシーズン。春合宿も経て幸い大きなトラブルがないまま予定されていた春のオープン戦の9試合を迎えられると思った矢先に、練習中に左足がチームメイトの下敷きになり、激痛と共に左膝が腫れてしまいました。これまでの3年間でやってきた怪我とは何かが違う、何かがおかしいと受傷当時は直感で感じていました。その嫌な予感が当たってしまい、半月板を部分断裂してしまいました。
本来であればすぐに手術をするべき怪我でしたが、手術をするとラストシーズン中に復帰が間に合わないため手術を先送りにする保存治療法を提案されました。診察に行けば選手引退を勧告されることを覚悟していたので、復帰できる可能性があることを初めて聞いたときは呆気に取られたことを覚えています。同時に、本当に復帰できるのだろうか?復帰できたとしてTOP8の相手と戦えるのだろうか?などという不安に駆られました。ただ選手として復帰できる可能性が少しでもあるのならと思い保存治療法を選択しました。
保存治療法を選んだのはいいものの最初は全然うまくいきませんでした。リハビリをやっても膝が曲がらない、力が入らない、そもそも日常生活がままならない。
このような日々が続き、フィールドに立てる未来が全く見えなかったため、選手を引退してとっとと手術することを何度も考えました。さらには待ちに待った5年ぶりの早慶戦を含め春シーズンの試合を全て棒に振ったことにどんどん嫌気が指し、夏前には部を辞めることも本気で考えました。
そんな考えがグラウンドの隅でリハビリをしている僕の態度に現れていたのか、ある日の練習中に副将の森川とTRリーダーの正親に招集され「このままだと復帰できないよ」とお説教をされました。22歳にもなって怒られるとは思ってもいませんでしたが、全くもってその通りであったため返す言葉がありませんでした。正親の「4年生の懸ける思い」で「あまり響いてなかった」的なことが書かれていましたが、このことがきっかけでもう一回頑張ってみようと思うようになり、真剣にリハビリに取り組んだところ、今までが嘘だったようにできなかった動きができるようになりました。この時、森川と正親が叱ってくれなかったら僕は部に残ってなかったかもしれません。2人には本当に感謝しています。ありがとう。
そんなこんなで主将の石塚くんに「東京ドームで写真撮ってもらうために復帰するのエグいね!」などの嫌味を言われながらも、無事立教戦で復帰をすることができ、フィールドに立つ機会ももらいました。東京ドームでの初勝利を収めたことも相まって怪我をしてからの期間だけでなく、この4年間の苦労が少し報われた気がしました。
ただ、復帰できたとはいえどやはり自分が本来出したい力は出せるはずもなく、痛みをどれだけ我慢できるかの勝負でした。シーズン終盤では、まともに走ることすら困難になりましたが、復帰してからは「これまで支えてくれた人たちへの感謝の意を込めて自分ができることを全力でやる」と決めていました。自分が試合に出れなかろうが、活躍しなかろうが、練習中にRepを貰えなかろうが、恩返しのつもりで取り組んでいるつもりでした。行動ではなかなか伝わらない部分もあると思うのでこの場を借りて支えてくれた方々への感謝を文章でも告げたいと思います。
両親
本当にいつも迷惑かけてばかりだと思うけど、それでも一番支えてくれて、一番理解してくれて、一番応援してくれてありがとう。まだまだ迷惑をかけるかもしれませんが、これからもよろしくお願いします。
ジョルさん、前さん
4年間ご指導いただきありがとうございました。オフグラウンドでは面談大臣として3年間勤めましたが、最後の最後まで僕の詰めが甘く、20分で終わると言っていたミーティングを大幅に延長させてしまい申し訳ありませんでした。例年以降は若月が面談大臣を継いで、頑張ってくれると思います。
旧LB
昂永
早期入部で初めて話した時、内部進学で浪人してないはずなのに「同期ではあるけど、同い年じゃない」と言ってきて僕を混乱させてきたのは忘れません。練習後、家まで送ってくれてありがとう。
陽大
4年間一緒にいてもいまだに意思疎通が取れない時があるのどうにかしてください。
太田
おかえり。来年も頑張れよ。
OL
海道
1年生の頃、鬼滅Tシャツにバンダナを着けてきたやつとここまで仲良くなるとは思ってませんでした。Jordan入れてくれてありがとう。
前そう
二郎パンのさらなる進化系、一緒に模索しましょう。運転するときはお気をつけて。
石塚
部活での僕の酷い扱いの8割は君の印象操作によるものです。反省してください。選手として “は” とても尊敬してます。
孝達
最近僕をイジってる時以外笑顔を見なくなりました。治ったら思いっきり頭引っ叩くので、それまでは好きにイジってください。
上口
「OLバーベキューやる!」とか言っときながら前日まで予約を取らずに、挙げ句の果てには会場の検索、予約の電話、支払いまで全て僕にやらせるのはやめましょう。
また飲みに行こうな。
大坪
中央戦で4年生全員出すぞって言ってくれた時は嬉しかったです。あまり周りに気を使わせすぎないように。
たいらけ
毎朝髭を剃りましょう。試合の日はもちろん、普通の練習でも。
岩戸
これから色々大変だと思うけど頑張れよ。くれぐれもこれ以上チームメイトを怪我させないように。
駿平
数少ないまともな方なOLだと勝手に思ってるから頑張ってみんなの暴走止めてね。
今若
とんでもなくうるさいけど、憎めない。何一つ嫌な顔せずヒットチェック毎回付き合ってくれてありがとう。
凪
練習にちゃんと来よう、流石に。
1年生
怪我の影響もあって春のトレーニングとか合宿でのパートとかでちょいちょい教えてたけど、最近びっくりするぐらいみんな上手くなってて嬉しい限りです。でも、まだまだ上手くなる可能性しかないからたくさん練習して、たくさん食べて、たくさん寝てどんどんボトムアップしていってください。
同期
みんなからイジリなのかイジメなのか微妙なラインの言葉を毎日かけられ続けて過ごした4年間。僕はぎりイジメだと思ってます。でもそんな同期のみんなが大好きだし、心の底からこの代で良かったと思ってます。
TR
毎日テーピングとアイス巻いてくれてありがとう。
特に3年の時は眞下、今年は麻央ちゃんにたくさんわがままも言ったし、迷惑をかけたと思います。ごめんなさい。それでも愛想をつかさずに面倒を見てくれたおかげで、最後までなんとか走り切ることができました。本当にありがとう。
温泉同好会?
こんな名前がついてることを初めて知りました。
桑野
人のパンツ借りたり、人の使用済みマウピ欲しいとか言ってくるからたまに耳を疑います。諸々暴露したことは絶対に許しません。
澄川
「お前攻玉社出身なんでしょ?俺中受の時落ちたんだよwww」はアイスブレイクではありません。3年の時スカウトTEで使ってくれたのはいい思い出です。
健樹
何回も言ってるけど、君はこっち側だよ。引退したら一緒にダイエット頑張ろうね。
正親
高2から6年間ほぼ毎日顔を合わせてきて、そろそろその顔も見飽きてきました。けど、上記の通り正親がいなかったらこの引退ブログを書く機会すらなかったかもしれません。全く馴染みのないスポーツへの誘いに乗ってくれて嬉しかったし、ユニコーンズで4年間一緒に活動できて本当に良かったと思ってます。もうLow HoleでSafteyの位置まで下がるなよ。
引退したことにより、とうとう先送りにしていた人生初の手術が間近に迫っています。みんなお見舞いきてね。
4年 OL 二宮秀太