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2024.11.08
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【4年生 秋シーズンに懸ける想いvol.15】4年MGR 笹島健樹

今年で引退をする4年生の「秋シーズンに懸ける想い」をご紹介いたします。


4年MGRの笹島健樹です。



後輩とかは知らないかもだけど元DBです、体重を増やす才能はピカイチでした(除脂肪体重はなぜか全然増えなかったけれど)



選手としてUNICORNSに入部して、当初に描いていた通りには全然行かなかったし、口が裂けても順風満帆だったなんて言えないけど、楽しくて濃い4年間でした。


思ってることがあってもヘラヘラして隠してしまうタイプなんですが、いい機会なので心の中で思ってることを書こうと思います。




まずは4年間を自分なりに振り返ってみます。



大学で体育会に入らなくてはダメ人間になると思い、元々興味があり、見学会に誘われたアメフト部が面白そうだという理由で入部しました。僕たちが1年生の時の4年生の代は雰囲気が良く、優しかったので憧れました。自分もあのような4年生になりたいなと思っていました。

医学部戦は未だにトラウマです。試合の振り返りミーティングで泣きそうになりながらラッパーばりのとんでもない早口で言い訳したことは覚えています。



個人的には2年生の時が4年間で一番苦しかったです。部が長い活動自粛となり、毎日ミーティングばかりしていました。その中で完全に目的を見失い、ただただ部から指定されたメニューをこなしていました。活動自粛が解除された時には体が思うように動かず、ボディビルダーのようになっていた当時同ポジの未経験仲間だった玉川を見て自粛中の取り組みの差を思い知りました。

活動が再開すると、スタッフの数が足りないため誰かがスタッフにならなくてはならないという話し合いが行われるようになりました。

正直、あの時期はそのミーティングのことしか覚えていません。あの時期は本当に嫌だったし、部活に行きたくなかったです。



話し合いの結果、3年生からマネージャーをすることになり、マネージャーとして最初に思ったことは「あ、向いてないなこれ」でした。

今までサポートの立場になったことなど無く、自分優先で物事を考えてきた自分にとってマネージャーのみんなは違う生き物に見えました。


余談ですが、転向初日に田中君に唆されて少しおふざけをした結果、2日目の朝に当時のリーダーに激怒され、人数が足りないはずのマネージャーユニットで干されたことは衝撃でした。

小杉さん、あれは田中くんのせいです。田中くんの幼稚さを思い知った今となっては何故あの時田中くんの提案に乗ってしまったのか、後悔しかありません。


話が逸れましたが、マネージャーとしてやっていける自信が無く、退部しようと考えたことも一度や二度ではありません。しかし、2年間部活をやってきて同期やチームに思い入れが生まれていることに気がつきました。

加えて、退部してやりたいことがあるのならまだしも、向いていないからというネガティブな理由で退部することは何もプラスにならないと考え、チームに残る決断をしました。


そんなマネージャーとしての自分の在り方を模索していたある時、ほぼ雑用を押し付けられるような形でビデオ係になりました。

面倒くさい作業が多く、遅くまで残らなくてはいけない日もよくあることからあまり人気が無く、ほとんど押し付けられるような形でした。しかし、僕としては直接選手に貢献出来ていると感じられたため、ビデオには強いやりがいを持つことが出来ました。スタッフとして至らないところばかりだった自分ですが、ビデオの仕事だけは胸を張ってやり切れたと言えるのではないかと思います。

 

そうして、2年間をビデオを主体としながら活動してきました。その中でサポートをする立場の大切さややりがい、かっこよさを学びました。スタッフは裏方の仕事であり、コンバートするまでは有り難さは何となく感じつつもあまり意識していませんでした。しかし、アメフトに限らず、例えスポットライトは当たらなくてもチームのために、組織のために、人々のために全力で取り組むことができる人はとてもかっこいいと、この2年間を通して感じるようになりました。全ての仕事に全身全霊で取り組んだとは言えませんが、自分なりにはこの2年はチームのため、部員のために動くように意識してきたつもりです。

来年からは社会人になりますが、社会に出てからもこの2年で学んだことは忘れないように

生きていきたいです。




次に、同期について書こうと思います。


この代で良かったなと特にこの1年よく思います。

試合で同期、特に元同ポジのDBが活躍していると自分の事のようにめちゃくちゃ嬉しいです。


というのも、僕たちの代は自分も含め未経験が多く、ずっと弱い代だと言われてきました。昨年も良い成績を残したとは言えず、そのチームから主力が抜けたらまた降格争いなのではと話されているのも聞いたことがあります。


僕らの代は特にトレーニングやミーティングに力を割いてきたと思います。春から夏はひたすらトレーニングで体を追い込み、練習が終わっても遅くまで残ってミーティングをする。


そのせいで戦術ミーティングに出席することがないマネージャーである僕は、絶対に自分の行きたい店を譲らないマネージャー同期の新海、矢山と昼食を食べに行くことが殆どになり、体感では8割方二郎系ラーメンを食べていました。

選手辞めてから太ったみたいなことを言われるのはほぼ確実にそのせいだと思います。逆になんで黒烏龍茶も飲んでいないあの二人が太らないのか不思議でなりません。



そんな選手たちの努力が報われたように、秋シーズンは決勝トーナメント争いをしています。もちろん、負けた試合もあり、日本一を目指しているチームとして手放しで喜んでいいシーズンでは無いのかもしれないけれど、僕は嬉しかったです。ただ、それは出場争いをしているだけで満足しているというわけではありません。もう少しみんなと部活したいのでみんな頑張ろう。



僕はプレー面でチームに貢献することは出来ませんでした。それは今のチームの選手たちのように本気でストイックに目的意識を持って積み上げていっていなかったからだと今では分かります。

ストイックに練習を続け、苦しい時を耐え抜いた先で結果を出す選手は本当にかっこいいし、尊敬しかありません。


人のことをこんなに心から応援出来たのは生まれて初めてです。明治戦と立教戦に勝利することが出来た時は嬉しくて少し涙が出ました。


いつも恥ずかしがって仕事の文句ばっか言っているけど選手、特に同期を本当に応援してます。

僕もUNICORNSの勝利に僅かでも貢献出来ていたなら嬉しいです。



マネージャーたちへ


ちゃらんぽらんな性格で細かいことも苦手、先輩、同期、後輩マネージャーには迷惑をかけ続けてきたと思います。本当にありがとう。


最近になって1、2年生の化けの皮もメキメキと剥がれ、生意気な部員しかいない来年のMGRユニットが大分心配です。まあ真面目とは到底言えない僕に加えて、文句しか言わない上にボキャブラリーが貧弱な究極のせっかち新海、たまにやる時は意外とちゃんとやるけどやらない時は本当に酷い矢山という酷いメンツが最上級生で1年なんとかなったのでまあ大丈夫かなとも思っています。何かトラブルがあったら新海と矢山は来年暇なのでどんどんやらせちゃって大丈夫です。



長くなってきたので最後に少し書いて終わります。みんなのブログ読んで何書けばいいのかなーとか思っていたのにこんなに長くなるなんて自分でもビックリです。



最後に


選手時代はもっとこうしておけば、ああしていけば違ったのではという思いは絶えないし、マネージャーでもみんなに迷惑をかけたことが多々あり、後悔は無数に浮かび上がってきます。ただ、アメフト部に入って良かった、入部したことへの後悔はありません。



他部活の体験で死にそうになっていた僕をアメフト部の見学に誘ってくれた沼田くんには感謝してます。入部した時にほんとに入ったの!?と急にハシゴを外されて驚きましたが。




ラストシーズンの熱に当てられてだいぶ記憶が美化されているような自覚はありますが、せっかくのラストブログなので熱いまま終わります。あの頃のお前はもっとこうだったみたいな野暮な指摘はしないでください




とりあえず引退したら痩せます、デブの皆さん一緒にダイエット頑張りましょう