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2023.11.02
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4年生引退企画 ラストシーズンに懸ける想い LB 松本幸大編

今年で引退をする4年生の「ラストシーズンに懸ける想い」をご紹介いたします。

同期の皆、四年間お疲れ様です。また僕らのユニコーンズ四年間に携わってくれた方々に心から感謝いたします。


四年前に慶應に滑り込みで入学し、期待の新人としてユニコーンズに入った私に待ち受けていたのは多様性あふれる仲間たちである。自由な校風で育った内部生や名門私立卒の方々は田舎の高校にはいないような頭のねじが数本飛んでいる人ばかりだった。特に衝撃を受けたのは入部したばかりの頃の練習で、当たり前のようにヤジが飛び交い、それが乱闘にまで発展し、お祭り騒ぎになっていた時だ。その光景を見ながら私は、「この部はやばい、変えなきゃ」と心の底から思った。しかし、そういった自由で、毎日の練習がお祭りであるかのような雰囲気がこの部の魅力であることに気付き、数か月後には私もヤジを飛ばす側に回っていた。

そんな並々ならぬ個性を持つ累計500人以上の仲間たちと部活動を通じて毎日を共にすることで、私自身の世界が広がり、成長することが出来た。だからこそ、関わっていただいた先輩方、後輩含むすべてのチームメイトに感謝したい。


そんな仲間たちと過ごした日々は一生の宝である。

特に私の印象に残っているのは、下級生の頃の同期のQB相馬、WR岡本、藤原、銀次郎、と共に行っていた全体練習後の個人練である。当時、この通称“アフター練“にいた全員が本気でアメフトと向き合い、上手くなろうともがいていたと思う。ミスをすれば互いに罵り合い、切磋琢磨していた。そんな時間を共にしているうちに、自然とこいつらと本気で日本一を取りたいと思えるようになった。またそんな仲間と出会えたこと、そして共にアメフトができることが心の底から幸せだった。

相馬と岡本には週に一回の唯一のオフの日でも、グラウンドに呼び出され練習に付き合わされた。無理やり嵐が丘まで連れてこさせられた当時の私は「なんでオフの日まで…お前ら頭おかしいよ…」と愚痴を垂らし、文句を言い続けた。しかし今となってはあれほどアメフトを愛し、そんな大好きなことに没頭できた日々はもう二度と訪れないだろう、と自信を持って言える。

また夜には、同期のOL飯田と共に近くのジムに行き、サウナで整い、ジム駐輪場のど真ん中で小一時間雑談をした。そんな毎日が今では遠い昔のように感じる。これらは過ぎてしまった過去の日々だが、一生忘れたくない。


また四年間でいろいろあったけど、結局最後の半年が一番楽しかった。そんな日々を作ってくれたLBユニットの仲間たちが本当に好きで、感謝している。ありがとう。

来年以降も良い雰囲気でパートを継続してほしいと思う。


最後に最終戦の意気込みとして、横浜スタジアムでの最終戦はこれまで十七年積み重ねてきた思いや経験すべてをぶつけて必ず勝利したいと思います。

僕の高校最後の試合は横浜スタジアムで大敗し、日本一を目前に散りました。今でもその日の情景、悔しさ、後悔の念を昨日のことのように覚えています。今回はそのとき以来、初めての横スタでの公式戦です。

すべてのプレイに魂を込めて‘One play at a time’を体現し東大を圧倒します。そしてすっきり晴れ晴れとした顔でアメフト生活に幕を閉じたいと思います。是非とも応援よろしくお願いします。